適切な英語勉強法とは

教育

もっとも簡単な英語勉強法とは英語圏の国に行って生活することですが、誰でもできるものではありませんし、それなりにお金もかかってしまいます。
英語の勉強法は小中学校で行った国語や現代文と似ており、基礎から徹底的に学ばなければいけません。

英単語を覚える

まずやらなければいけないことは、英単語を覚えることです。
漢字ドリルを使って漢字を何度も書いたり暗記したりして覚えるように、英単語もドリルを使って勉強することが近道となります。
ドリルは書店やネットで購入することもできますが、自分で簡単なドリルを作ることも可能です。
1枚1枚めくる白紙のカードを購入して表面に英単語を書き、裏面にどんな意味があるのかを日本語で書きます。
裏面には読み方も書いておきましょう。
これと併せてノートに単語を書いていきます。
自作の簡易ドリルだけでは実際に英単語のスペルを覚えることは難しいので、小学生がやる書き取りのように単語をノートに写していきましょう。
書き取りはスペルを体に叩き込むのに持ってこいの勉強方法です。
ただ英単語を覚えるだけでは英語を話せたり、英文を読めるようにはなりません。

文法を学ぶ

単語を覚えたら次は文法です。
英文はリスニング用の音声を聞くことからスタートすると簡単に覚えることができます。
ただし、初心者向けのリスニング音声は文法の基礎がほとんどです。
ある程度法則を覚えたら、洋画を見て覚えることをおすすめします。
ほとんどの洋画には音声と字幕に英語と日本語が用意されています。
まずは音声を英語にして字幕を日本語にしましょう。
文法の基礎を頭に入れておけばある程度は理解できるようになりますが、日本語と同じく英文にもさまざまな言い回しが存在します。
日本語字幕はすべて翻訳されているわけではありません。
日本語の字幕はあくまでニュアンスを理解するために見るのです。
この時に字幕をノートに書き写し、今度は音声を日本語、字幕を英語に変更します。
英語の字幕は日本語字幕の下に書き写しておきましょう。
日本語音声は日本語字幕と比べてほぼすべて翻訳されています。
字幕では文字数制限があって表現できないことも表現されているので、英語字幕を見ながら鑑賞すると細かな言い回しや雰囲気によって変わる表現を理解することが可能です。
これを何度か繰り返したら、音声を英語にして字幕をオフにしましょう。
俳優のセリフを真似するのも英語をマスターする近道です。
劇中の英会話を聞きながら書き写したノートをみて文法を学び、分からなかったところは何度も見直して暗記します。

曜日ごとに勉強法を分けて行う

日本で生活している限り、日常的に英語を使用する機会はまずありません。
数年間英語圏で生活していたことのある方でも、何年も英語を使わない日本で生活しているとだんだん話せなくなってきてしまいます。
勉強も同じで、英文の聞き取りばかりやっていると、初めに覚えた英単語を忘れてしまいがちです。
毎日英単語と英文を勉強することが理想ですが、実際に行うと大変なので、曜日ごとに勉強法を分けて行うことをおすすめします。
月水金は英文を、火木を英単語という感じです。
ある程度英文を覚えたら、初心者向けのリスニング音声を聞き返しましょう。
ここで初心に戻ることで、どれほど英文を理解しているのか確認することができますし、忘れていた文法や基礎的な表現方法も思い出すことができます。
1つの映画だけだと、言い回しやスラング、俳優の年齢層などが偏ってしまいます。
アクション映画を見たら、次は別のジャンルに変更したり、俳優の年齢層を変更したりしてみましょう。

アメリカ英語よりイギリス英語のほうが聞き取りやすい

また、アメリカ英語よりイギリス英語のほうが聞き取りやすい傾向にあるため、イギリスを舞台にしたイギリスの俳優が多数出演している映画に変更するのもおすすめです。
ある程度映画で覚えたら基礎に戻り、また映画に戻ります。
これを繰り返すことで英単語や基本的な文法などを忘れにくくすることができますし、声に出して英語を読んだりセリフをトレースしたりすることで、英文を当たり前のことと脳に認識させましょう。
ここまで来たら、今度はBBCやCNNなど英語で提供されるニュース番組を見ることをおすすめします。
CNNはアメリカ英語、BBCはイギリス英語ですが、どちらも強い訛りや砕けすぎた言い回しは使用していません。
特にBBCで使用している英語の発音は、基礎中の基礎と言われているほど聞き取りやすいことが特徴です。
海外の番組なので日本になじみのある地名や事件はほとんど出てきませんが、英文の基礎を頭に叩き込んであると、すらすらと理解できるようになります。
実際に、BBCで使用されている英会話を題材にする塾や英語教室もあるほどです。

まとめ

ニュース番組の中ではアナウンサーが発する綺麗な英会話だけでなく、インタビューを受けた一般人や専門家、現地の芸能人の英会話を聞くことができます。
ある程度言っている意味が理解できるようになっていれば、これ以上の勉強材料はありません。

おすすめ
英語勉強 本