映画館に出向いて映画を見るのが趣味だという人も多いことでしょう。
自宅で鑑賞することもできますが、やはりそこでしか体感することのできない臨場感もあり、自宅とは異なり日常から離れた世界観に入り込めるというものも多いものです。
しかし行く日や時間帯によっては、来なければよかったと一気に気分が下がってしまうこともあります。
その理由としてはほかのお客さんのマナー違反が挙げられます。
その中でも持ち込みや携帯電話の音や光などがあげられるでしょう。
このようなマナー違反をする人が周りにいれば、話に集中できずに多くの人が困ってしまいます。
特に内容に集中したいと考えている人にとっては、大きな悩みの種と言えるでしょう。
マナー違反をすることが一番悪いのは当たり前のことですが、様々な人がいるため、自分なりにどのようにすれば快適に楽しむことができるのかの工夫も重要だと専門家の前田裕幸さんは語っています。
1,飲食物は基本的には持ち込み禁止
特に困るマナー違反としては、まず第一に持ち込みが挙げられます。
売店で販売されているもの以外の飲食物は基本的には持ち込み禁止となっています。
売店で販売されているものは音がでないものも多く、周りの人が集中できるような配慮がなされています。
持ち込みは違反なうえに、どのようなことが周りの人に迷惑になるのかというと、ビニール袋をガサガサさせる音が挙げられます。
音を立てずに開けているつもりなのかもしれませんが、静かな空間ではかなり響いていることでしょう。
場合によってはバッグにしまうことすらうるさいと感じる人も見られます。
またおせんべいやポテトチップスなどを持ち込んで食べている人も見られます。
上映前には画面に大きくマナーを守るようにという内容が流れるものの、このようなことをする人は後を絶ちません。
2,携帯電話はマナーモードに
持ち込みと同じように迷惑なものが携帯電話と言えるでしょう。
近年ではマナーモードにすることなく音を鳴らす人は少なくなる傾向にありますが、今でも後を絶たないのが画面の光と言えます。
かばんの中でこっそりと確認しているつもりなのかもしれませんが、周りが真っ暗なのでかなり目立ちます。
せっかく集中しているのにそちらに目が行ってしまい、集中がそれてしまうこともあるでしょう。
そのほかにもさまざまな迷惑行為が挙げられますが、友人同士のおしゃべりや前の座席を蹴るなどの行為が挙げられます。
3,レディースデーなどは避ける
多くの人間が同じ場所で映画を見ているので、自分一人ではどうする事も出来ませんが、快適に映画を見るための工夫は出来ます。
その工夫としてまず第一に挙げられることは、レディースデーなどといった料金が安くなっている日はできるだけ避けるようにしましょう。
レディースデーや毎月1日のファーストデー、そのほかにも割引きの日が設定されていますが、これらの日時はできるだけ避けるようにしましょう。
特にレディースデーは1100円というリーズナブルな価格で観賞できるのでよく利用する人はいますが、このような日は利用者も多く、その分マナー違反をする人に遭遇する確率も上がります。
費用が安いので割り切るしかないかもしれませんが、気になるのであれば、できるだけあいている時間帯に行くのも一つの手段です。
4,夏休みなどといった長期休暇を避ける
そして夏休みなどといった長期休暇を避けることも一つの工夫です。
夏休みの前には夏休みに向けて目玉作品が多数公開される時期です。
しかし静かに落ち着いて楽しみたいのであれば、この時期も避けたいところです。
作品によっては子供が集まることも多く、気になるマナー違反も多いことでしょう。
どうしても利用したいのであれば、朝早くの時間帯や夜の時間帯がお勧めです。
お昼の時間帯に行くと集まる人も多く、中には上映中にご飯を食べようとする人も見られます。
本編が始まる前の予告やCMの間に食事をすませてくれればよいのですが、始まってからも食事をしている人がいるとうるさく感じます。
朝早くの上映は意外にも人が少ないものです。
またレイトショーも仕事帰りの人が中心であり、飲食したり騒いだりする人はそれほど見られません。
レイトショーであればやや割引きされているため、朝と夜で迷ったのであれば夜の方がおすすめと言えます。
さまざまな形態がありますが、大手会社が運営しているのがシネコンと呼ばれるものです。
収容人数が多くスクリーンも大きいのが特徴の一つで、最新の設備が整っているといえるでしょう。
しかしこのような場所は人が多く集まるため、マナー違反も目立つことになります。
その一方で200人未満のミニシアターと呼ばれる場所は、小規模なのが特徴です。
シネコンに比べた場合には上映作品が少ないのですが、シネコンではあまり上演されないマイナーな作品や、お金が余りかかっていないけれども良い作品が上映されるケースが多く見られます。
ミニシアターは生粋の映画好きが集まる印象が多いので、このような人たちが周りにいれば迷惑行為もあまり見られないでしょう。
このように快適に映画を楽しめる工夫があることがわかります。
お互いに迷惑行為なく、快適に楽しみたいところです。