政治家を分類する場合、官僚出身、秘書からの叩き上げ、民間の経営者、経済団体の代表、政治学者、タレント、キャスターなど様々ですが、いずれの場合も自分が前面に立ちたい、権力欲にあふれた人が政治家になることが往々にしてあります。
国のためと言いながら、結局は自分のために働くというのがよく見られます。
こうした人は金に汚く、国民のことより自分の将来のことしか気にしません。
官僚出身だからいい、タレントやキャスターだからダメと政治家を決めるのはある種の職業差別であり、適した選び方ではありません。
大事なことは、泥をすすってでも野心を持って政治家の仕事が出来るのかという部分です。
泥をすするというのは、そこまで苦しい思いをしてでも物事を達成させるということですが、これをしている政治家は少ないのが実情です。
批判にさらされても逆ギレをする人もいれば、ひたすら逃げようとする人、のらりくらりと交わし続ける人など色々といますが、結局は自分のことしか考えていません。
職を辞して、反省し、次の選挙まで挨拶回りをし、国政に関する勉強をする、そして、困った人たちから話を聞き、今の国民の状況を知る努力をすることが求められます。
当選回数を重ねている人は取り巻く環境が段々と変化し、ピラミッドでいえば上の方にいる人としか接しないようになります。
当然ながら、意識は下まで行かず、弱者救済の法案を作ろうにも肌感覚に合わないような対策、法律しか打ち出せず、国民にとっていいものを作ることが出来ません。
タレントやキャスターに投票する場合、このあたりのことを見なければなりません。
キャスターの中には、畑恵などのように弱者救済など活動をしてきた実績のある人がいます。
こうした人は出来る限り国民目線で政治に努めることを心がけるため問題ありませんが、単に目立ちたい人は何も実績を残せません。
結局はパフォーマンスに終始し、周囲をあきれさせることになります。
野心を持つことは決して悪いことではなく、それを達成するには何でもやるという強い姿勢、行動力に現れます。
民主主義であるため、話し合うことは大事ですが、最後は強いアクションが必要です。
そして、権力に立つ側が慎重にその権力を行使するという姿勢、権力に立つ側がその行使を監視されるのは当たり前であり、その批判は甘んじて受ける余裕なども必要です。
こうしたものは日ごろの発言の節々に出てくるため、そのあたりを細かく見ると資質があるかないかがわかります。
(参考リンク)
畑恵のプロフィール