ゴミ屋敷がもたらすリスクを理解しておこう!

住まい

ワイドショーなどでゴミ屋敷はたびたび取り上げられているので、それらを見て嫌悪感を抱いた経験がある人は多いでしょう。
自宅の隣に存在していたら我慢できない人はたくさんいると考えられます。
しかし、そのような人たちも漠然としたイメージしか持っておらず、具体的に何が問題なのか分かっていないケースが少なくありません。

 

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衛生面に関する問題

今後自分が絶対に被害に遭わないとは言い切れないのが実情です。
現在の燐家に問題がなくても将来は分かりませんし、転居先の周辺にそのような住宅が存在する恐れもあります。
具体的な問題点を知っておくと対策を講じやすくなるでしょう。
最も大きな問題はやはり衛生面に関することです。
一口にゴミといってもさまざまな種類があり、そのなかには腐敗してしまうものも見受けられます。
いわゆる生ゴミに分類されるものであり、悪臭の発生源になることが多いです。
ゴミ屋敷の形成パターンは大きく2種類に分けられます。
1つ目は自分で出したゴミを捨てられないパターンで、2つ目は他人が出したゴミを拾ってくるパターンです。
生ゴミは主に1つ目のパターンであり、賞味期限や消費期限が切れても捨てられずにいます。
もったいないと思ってしまい、腐ってもずっと置いている状態です。
冷蔵庫で管理をしているなら悪臭は発生しにくいですが、外に出したままになっていることも珍しくありません。
捨てられないもので冷蔵庫が溢れかえって収納できなかったり、性格がだらしないので放置したりするのです。
住んでいる本人は悪臭に慣れてくるので処分したいと思わなくなります。
そうして悪臭が蔓延してきて住宅街に漏れるようになると、近隣住民の悩まされる日々がスタートしてしまうわけです。

 

家電製品が悪臭の原因になっているケースも見受けられる

家電製品などの無機物ばかりであれば、衛生的な問題はそこまで大きくないと思う人もいるでしょう。
しかし実際にはそれらが悪臭の原因になっているケースも見受けられます。
なぜなら、それらは基本的に上記の2つ目のパターンに該当するからです。
外から持って帰ってきた製品は多かれ少なかれ汚れています。
動物の汚物などが付着しているケースも多いですし、見えなくても微細な雑菌がたくさん付いているケースもあるでしょう。
拾ってきて綺麗に手入れをして使う場合は悪臭が発生しにくくなりますが、普段からゴミを放置している家主はそのような面倒なことはしません。
適当に家の中や庭などに放置するので、衛生面の問題は残ったままになります。
つまり、生ゴミが悪臭の源として主力なのは間違いありませんが、他のゴミは源にならないというわけではありません。
また、衛生面の問題は悪臭だけに留まらないので気を付けましょう。
ゴキブリやハエといった害虫の発生にまで発展してしまうケースが大半です。
ネズミなどの害獣が寄ってくることも多く、それらは周辺に住む人間にとって大きな脅威になります。
糞や死がいは悪臭を放つだけでなく、感染症を引き起こすリスクも高いです。
そこで繁殖を繰り返すうちに活動範囲を少しずつ広げていき、ひどい場合は周辺の住宅にも入り込んでしまいます。
ゴミ捨て場にも集まるようになってしまい、これまでのように捨てられなくなる事例もあるのです。

 

間接的な被害は広域に及ぶ可能性がある

このように、生活に支障が出ることも十分に視野に入れておかなければなりません。
ゴミ屋敷が自宅から離れていてもゴミ捨て場が使えなくなったら困るでしょう。
間接的な被害は広域に及ぶ可能性があることを踏まえておく必要があります。
ですから、周辺住民だけでなく町内会などで大々的に取り上げて解決を目指すのが得策です。
さらに、衛生面以外にも問題点は山積みとなっています。
たとえば、火災が懸念されることもその一つであり、放火の対象になってしまうケースも珍しくありません。
いったん火が付いてしまうと次々とゴミが燃えてしまい、一般的な家庭の場合よりも収拾がつきにくくなります。
燐家にも飛び火してしまい、大きな災厄となってしまうことも多いです。
スプレー缶のような可燃性のものを溜め込んでいると、大きな爆発が起こってしまうリスクもあります。
人命が失われることも十分に起こり得るので警戒が必要です。
さらに、治安が悪くなってしまうことも大きな問題といえます。
街の景観が著しく悪化することは誰でも分かるでしょう。
他の場所がどれだけ綺麗でも、ゴミ屋敷の一帯だけは別空間のようなおぞましさが漂ってしまいます。
周辺の道路もあまり人が通らなくなり、それが犯罪の発生を後押ししてしまうというわけです。
たとえば空き巣にとっては、周辺に人の目がないことは大きなメリットになります。
ゴミ屋敷を狙うケースもありますが、あまり金目の物がなさそうなので、周辺の住宅のほうがターゲットになりやすいです。

 

まとめ

強盗事件などに発展するケースもあるため、非常に治安が悪くて危険な環境といえます。
上記のような被害を想定して、自治体と相談しつつ清掃業者などとも協力して早期に対処していくのが望ましいです。